2018/08/30

不吉な兆し

玉田圭司。
楢崎・山口素弘以来の日本人スター選手として名古屋にやって来て、私達のスーパースターになるも契約満了、名古屋がJ2に降格すると復帰。その復帰から今日まで、名古屋にとってあの楢崎をも越える存在になる可能性すら見せている。

今の玉田を見ていると、この試合が玉田にとって最後の試合になるんじゃないと心配になるほど走り尽くしている。

玉田のような名古屋に特別な思い入れを持ってくれているベテランだけでなく前田にシャビエルといった前線の選手も攻守に奮闘し、キャリアのあるジョーもコンディションが上がってきたというだけあって心なしか守備への参加が増えているように思う。
それらが試合の結果や内容以上に支持したいと思える最大の理由になっている。
支持する、しないというレベルではなく熱狂しているといっても良い。

しかし中にはそうでない選手がいる。
あれが浦和との試合でなく、CLの決勝で、バルセロナとレアルマドリードのクラシコで、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールの対戦で、W杯の決勝で、同じようにするのだろうか。

ボールを取られてピッチに座り込んで両手を上げてファウルアピールをする。
場面場面ではなく試合を通じてそういう類の行為をする姿はかつてJ1に置いてきたのではないのか。
コンディションが悪い、まだ怪我が完治していない、そういう事情はあるのだろうが、そんなことでは納得の出来ない行為が見られた。

風間監督は1年で昇格し、2年目はJ1残留する。昇格・残留・ACL出場権争い・優勝争い。そういうミッションのためではなくクラブとしてもっと大きなものを成し遂げるために監督に選ばれた、はず。

目先の勝利や今年の順位ではなくもっと大きなことを成し遂げたいのなら、上手いから、結果を出しているから、で試合中のああいう行為を認めてしまえばいずれまた同じようにクラブの体質として受け継がれていくことになりそうだ。

もっとも私が勝手に思っているだけでクラブも監督もそんなことは、ボールを取られてピッチに座り込んで両手を上げてファウルアピールをするなんてことは、別にどうでもいいと思っているのかもしれないが。

ただ少なくともその瞬間、ピッチ上にいながらサッカーをプレーすることを放棄していて、それは今のクラブが目指す方向性とズレているとは思う。

勝ち点1差で降格したり、ACL圏内を逃したり優勝を逃してしまう時、あんな行為を見ながらではたぶん受け入れられない。