私用でパソコンを立ち上げることがほぼなくなってしまいスマホから。パソコン主流時代のフォーマットなのでスマホから読みにくいのだが、直す程のモチベーションは無し。
今季は川崎マリノス神戸浦和と評判の高く地力のあるクラブが順当にACLに出場するので、狙い目の年と言えるなかで、初っ端から神戸とあてるとは少し嫌な予感のする日程だったが、初戦を終えてみれば、相手からしても立ち位置が読みきれず不気味な名古屋とこのタイミングで当たりたくなかったというところかもしれない。
昨季、昨々季からの強固な守備は継続された。長谷川健太監督自体が守備面での評価が高いとはいえ、大事に思えるセンターラインは新加入のチアゴ、レオ・シルバ、仙頭、酒井と4人変わっている。一方でサイドは昨季から変更なしの宮原吉田豊相馬マテウス。J1のレベルともなると守備が強固か否かは、結局サイドの4人のキャラクターや守備への貢献によるものが大きいのだろうか。
仙頭と酒井のコンビネーションが良く新加入同士とは思えないほどだったが、そもそもが同じクラブから来たのだった。
DFラインとGKがフィッカデンティにより訓練された昨季からのメンバーだったのでチアゴもやりやすそうだった。守備の文化やメンタリティというものをクラブとファンサポーターに浸透させたフィッカデンティの功績は大きい。特に、日本においては正義とされているボールを支配する状況を相手に作られたとしても焦らずどっしりと構えているというスタジアムの雰囲気はJ1においては独特なものになっていくだろう。
そしてこの守備的な選手達をほぼフルで残せたフロントはこのオフ、非常に良い仕事をした。
長谷川健太監督は就任会見でも触れていたが、10年11年頃の名古屋のイメージを今でも持ち続けているかのような試合内容でクラシカルな名古屋のスタイルでこのメンバーの中に玉田や闘莉王、ケネディが混ざっている様子が容易に想像できそうだ。長谷川健太監督は余程10年の日本平の試合が印象に残っているのだろう。
チアゴとレオ・シルバの加入でセットプレーの守備は大分改善されたか。もっとも、名古屋の情報が無さ過ぎてスカウトも出来なかったであろうから3,4試合後にどうなっているかは不明だが。それでもこれまではそもそもが単純に高さで負ける事が見られていたのでそこへの不安は大きく改善されそうだ。
コロナ陽性での練習中止等を経て、不安視していたが、新加入選手を活用しつつしっかりと手を抜かずファイトするチームを作ってきた手腕は流石に各クラブで結果を出してきた監督といったところ。稲垣が昨季からのコンディションを維持しており、キャプテンとしてチームの開幕ゴールを挙げるなど、長谷川健太監督は名古屋での運の良さやツキは持っていそうだ。
1人多くなってからの試合運びには不安があるがキャンプを予定どおりこなせなかった事からくるフィジカル面やコンディション面での試合中の失速だろうか。退場者が出ていなければ押し切られていたと思う。色々なパターンを見てみないとまだ分からないが、2-0から追いつかれるというような展開も今季はあるかもしれない。それでもここまでのアレコレを含めて考えればトータルでは90点代の試合になったのでは無いだろうか。